当たり前の日常に感謝

この時期、ふき味噌・山椒・蕨・筍・わさび漬けと旬な山菜が届きます。その他旬な野菜も 育てるのも収穫するのも手間と時間がかかるのにわざわざ届けて下さるその優しいお気持ちにいつも感謝です。もちろん仏様にお供えすることが目的ではありますが、私もおすそ分けを味わいます。
そして、父の言葉「お寺はありがたい」を思い出し、改めて守るものとしてしっかりしなくてはならないと思うのです。

法事でお供えする仏様の料理の事を『霊供前(りょうぐぜん)』といいます。これも小さいお膳ですが、残り物ではなくて精進でしっかり作ります。
修行中の話「料理が下手であったも自分が食べられるものを作ってお供えしなさい」 つまり野菜が固かったり味がないものはダメということです。今もそれに従い毎回、頂いた食材を中心に作っています。塗のお膳だから見栄えも綺麗で美味しそうに見えます。だけど以外に皆さん観てもらえてないのが寂しいですが・・(^^;)最後は私の昼ごはんになります。
ちなみに京都では『おりょうぐ』といいます。